腰痛と痛風って関係あるの?

痛風とは、血液中の尿酸値が高い状態(高尿酸血症)を背景に、体内で尿酸が析出して結晶を作ることにより関節炎をきたす炎症性の病気です。
好発部位は初発は足の親指の付け根(MP関節)であることが多いですが、足関節や膝関節から発症することもあります。

好発年齢は40歳以後で男性に圧倒的に多く、その症状は発症部の激痛で腫脹や発赤、熱感などの炎症症状を伴います。
原因はビールに含まれるプリン体という物質です。
プリン体は尿酸を作る元になる物質でプリン体が含まれるビールを飲むことで尿酸値が上昇します。

治療は炎症症状に対する対症療法、例えばRICE処置(Rest:安静、Icing:冷却、Compression:圧迫、Elevation:挙上)などや、水分を多めに摂取することでの尿酸の排出、破壊された筋線維はプリン体の供給源となってしまうため、筋破壊が起こるほどの激しい運動の中止、疼痛に対する対症療法(鎮痛薬)、原因となる尿酸の降下薬の服用などです。
尿酸の降下薬服用の際には自身の尿酸値を把握しましょう。

初めての服用から7日間は1日1回100mg(1錠)を服用します。
8日目以降は1日200~300mg(2~3錠)を2~3回に分けて食後に服用します。
服用量は尿酸値に応じて調節します。

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痛風は病気であるという認識が少なく、放置されてしまいがちですが発作を繰り返すたびに痛みが増悪していくことも特徴であり、上述のような適切な治療が重要です。

次に、腰痛についてです。
腰痛の男性腰痛は有病率も高く、国民病の1つと考えられており、医療費の圧迫など早急に解決すべき重要な課題とされています。
腰痛の有訴者の多くは慢性的な痛みを感じていますが、85%は原因が不明である非特異的な疼痛であると言われています。
非特異的な疼痛の原因は過去の疼痛経験が原因で脳が誤作動を起こしていることや、仕事や家庭など個人の心的ストレスなどです。

これに当てはまらない15%の特異的な疼痛では医学的に原因が証明できるものであり、腰痛の原因は筋筋膜性(筋肉のこわばり)、重症な椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症や脊柱の骨折などと言われています。
一般的には痛風との関係性は議論されていません。
特異的な腰痛の治療としては、リハビリテーション、対症療法(鎮痛剤)、手術療法、コルセット(装具療法)となります。

痛風で足の親指が痛めると身体のバランスを崩すことも

上記のように一般的に腰痛と痛風の関係性を述べることは難しいですが、各関節に激しい痛みがあると、その部分の痛みを感じないように上手に身体を使い生活をするようになります。
これらにより二次的に腰痛に関連する可能性があり、下記に説明します。
痛風の多くは足の親指の付け根に発症し激痛を生じることは先に述べましたが、人間の身体には運動連鎖といって、ある関節の運動が隣接する関節にも影響を及ぼす仕組みがあり、この運動連鎖に着目してみます。

親指に疼痛があることで立位において前足部へ荷重をかけないように代償するようになります。
そうすると無意識に転ばないようバランスをとるために太ももの前側にある大腿四頭筋という筋肉に力が入ります。
大腿四頭筋は骨盤を前方に回転させる(骨盤前傾)作用があります。

そして、骨盤が前傾すると運動連鎖により腰椎が前彎(前に反る)することになります。
一般に腰椎が前彎することは腰痛の原因の1つとされています。
つまり、足の親指の痛みを感じないように、荷重を避けて生活することで二次的に腰椎前彎という腰痛の原因を作ってしまうことがあります。

次に、親指の付け根の痛みを避けながら歩行するとどのような動きになるか想像すると、多くの方がお尻を後ろに引いて歩くことが予測できます。
お尻を後ろに引くことで踵重心で歩きやすくなり、上述したように親指の痛みを避けながら歩くことが出来ます。
さらに、お尻を後ろに引くことで上半身は前方に倒れることになりますが、前を向いて歩くためにさらに腰椎を前彎(前に反る)させて歩くということになります。

従って、上記の通り医学的に腰痛と痛風の関係を述べることは困難ですが、痛みによって生じるバランスの崩れにより二次的に腰痛へつながってしまうことがあります。

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